1. 科目の特徴
「ファイナンシャルプランニングとコンプライアンス」は、その名前の通り、前半は生活設計や資金計画、後半は保険販売に関する法令に焦点を当てた内容です。「生命保険のしくみと個人保険商品」と同様、ここまでの業界共通教育制度で既習の内容も多く、とっつきやすい科目と言えるでしょう。
2. 試験の難易度
平均合格率93.7%(6科目中1番目)と、生保講座のなかでは最も簡単な科目と言えます。2011年のカリキュラム改定後、2012年を除き例年合格率は9割に達しており、難易度は高くありません。
年度 | 合格率 |
---|---|
2011 | 93.3% |
2012 | 89.9% |
2013 | 95.3% |
2014 | 94.2% |
2015 | 92.8% |
2016 | 94.9% |
2017 | 95.7% |
最高 | 95.7% |
最低 | 89.9% |
平均 | 93.7% |
3. どんな内容なの?
テキストは3章構成となっており、6科目の中でも分量は少なめです。1章は数ページしかなく、2章・3章に大きく分量が割り振られています。各章の概要は下記の通りです。
第1章 FP総論
時代が求める生保FPの役割を理解する
第2章 ライフスタイル別コンサルティング
1.生保FPとしてお客さまから求められるコンサルティング・セールスのあり方について理解する。
2.具体的なニーズに対応したファイナンシャル・プランニングの提供を事例研究により理解する。
第3章 生命保険セールスとコンプライアンス
1.保険業法の主な内容について理解する。
2.保険募集におけるコンプライアンスの重要性について理解する。
3.保険業法第300条で定める、保険契約の締結または保険募集に関する禁止行為について、正しく理解する。
4.保険募集に関する禁止行為について、事例研究で学習する。
5.保険業法以外の保険販売等に関する法律について理解する。
※出典:生命保険協会「生命保険大学課程テキスト ファイナンシャルプランニングとコンプライアンス」より各章の学習のねらいを抜粋
その他参考
試験まで時間がない方は、テキストより先に過去問から取り掛かることをおすすめします。併せて過去問解説もご活用ください。過去問解説はこちら↓
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